こんにちは。MASAです。
今回は,コピースタンド撮影に限らず写真を撮る際に,とても大切なF値について考えてみたいと思います。よろしくお願いします。
どういうこと?
F値は被写界深度を決める重要な設定値ですよね。
重要なことはわかっているんだけど,例えばF8.0だと奥行方向に何ミリピントが合うのか?あまり気にしてこなかったな~と。
うっ・・・。F2.8にすればピントの合う範囲が狭くなるとか,F22にすれば奥行方向に範囲が広がる,ってのはわかってたつもりだったけど・・・,何ミリ(何センチ)合うのか,までは意識してこなかったな・・・。
でしょ?合う範囲がわかれば,おのずとF値も決まってくるのかな~と。
逆に欲しい被写界深度からF値を決めれるかも?
F値と被写界深度 おさらい
まずはF値と被写界深度のおさらいです。
うん,そうだったそうだった。
ニコンのホームページに詳しく載ってました。
詳しく書かれているので見て下さいね~。
(図も拝借させていただきました)
被写界深度を求める計算式があった!
では,F値と実際の被写界深度の深さを考えてみたいと思います。
こちらのホームページに被写界深度の計算式が載っていました。
↓
こうやってわかりやすく公開してくれてる人がいるし,そしてgoogleがすぐにそのページまで案内してくれる。ありがたいし,便利だよね~。
ほんまそうですね。ところで,上記の計算式を参考に,コピースタンド撮影で考えられる範囲で実際の被写界深度を表にしてみました~。
被写界深度をミリでまとめるってことだね。
はいっ!
ニコンDX機,焦点距離50mmレンズの場合
ニコンDX機は許容錯乱円が0.0217なので,それで計算を行いました。繰り返しになりますが,コピースタンドで考えられる範囲での計算結果になります。
まずは前方被写界深度です。
次に後方被写界深度です。
前方と後方を足して,被写界深度を計算しました。
そうですね~。いくつか挙げてみますね。
- 前方被写界深度より後方被写界深度の方が深い。(式から明らかですが・・・)
- 例)被写界深度が30mm必要な場合,撮影距離600mmならF13で十分。
- 例)F2.8でも撮影距離を500mm以上にすれば,被写界深度が10mm確保できる。
「コピースタンド撮影(俯瞰撮影)」という状況では,上記のようにそれほど絞らなくてもいいということです。
ニコンフルサイズ機,焦点距離50mmの場合
ニコンフルサイズ機は許容錯乱円が0.0332なので,それで計算を行いました。
同条件なら,フルサイズ機の方が被写界深度が深くなるんですね。
まとめ
次回は光源のことを記事にしたいと思います。
最後までご覧くださりありがとうございました。